2014年3月17日月曜日

【Android/Kindle】AmazonアプリストアでAndroidアプリを公開しよう

Kindle Fire利用者はGoogle Playを利用できません.
一方で,Kindle Fire利用者は徐々に増えてきていると思います.
Androidアプリ開発者としてはKindle対応すればより多くの人に使って頂ける
それはうれしい

と,いうわけで今回はAmazonアプリストアでAndroidアプリを公開してみたので
その手順を共有していきます.
大量の画像とアプリ登録の実例を元に紹介していきます.

今のところ無料で登録できますし,
公開して放置するだけであれば登録の時間以外特にデメリットもなさそうなので
やってみるべきなのです.

※画面や文字列,ルールなどは投稿日時点のものです


その前に

Amazon FAQsはこちら
https://developer.amazon.com/help/faq/ja_JP.html

■注意すべきこと

・Kindle FireではAndroidアプリがほぼそのまま動きます
 しかし,全てがまるまるそのままというわけではありません
 75%のアプリは手を加えずにOKとのこと(微妙ですね)
・Kindle Fireではフルスクリーンモードの挙動が微妙に違います
 戻るやホームボタンも隠れますが,それを再表示させるためのボタンが画面端中央に陣取ります
  UIがそれに隠匿されないか確認して下さい(下記参照)
・有料アプリや有料追加コンテンツを配布する場合は米国に税に関する資料を提出する必要があります
 →普通はブラウザ上で完成しますが,ちょっとステップ数が多いです

Kindle Fire HDXのフルスクリーンについて

Kindle Fire HDXのフルスクリーン時はAndroidのそれと違ってナビゲーションバーが隠れます
(Androidではアイコンが点になるだけでした)
それに伴い,ナビゲーションバーを呼び出すためのボタンが画面端に表示されます.
この位置にアプリのGUIがある場合,操作性に難が出てしまいます.
参考として某有名なE●画像ビューアの例を示します.
フルスクリーン時はこんな感じで画面端中央をインターセプトする
フルスクリーンからナビゲーションバーを表示されると上下画面端で大きくインターセプトする
フルスクリーンを使わないアプリなら問題ありませんが,
ギャラリーアプリならまず間違いなく使っているはずです.確認してみてください.



■必要なもの

・apk(アプリ本体)
・Kindle本体やストアで表示されるためのアイコン(114x114PNG, 512x512PNG)
・スクリーンショット(3~10個)(Kindleで撮る必要はない)
 →800x480, 1024x600, 1280x720, 1280x800, 1920x1200の縦長/横長でJPG/PNG
必須ではないがプロモーション用画像(1024x500横長 PNG/JPG)
必須ではないが動画も上げることができる
・紹介文はGooglePlayと少し違う

■知っておくべきこと

・対応OSはAndroid OS 2.2以降
・AmazonアプリストアはKindle Fireだけでなく通常のAndroid端末も利用できる
 (→AmazonアプリストアでKindle個別対応をしようとするのは悪手)
・デベロッパー登録費用は無料(本来は年会費$99だが無料キャンペーン中とのこと)
 →無料期間が終了したらどうするか考える必要がある.
・有料アプリ,有料追加コンテンツはAmazonに30%の手数料が取られる
・Google Playと同じアプリを公開できる
・AmazonアプリストアへAPKを申請する際にAPKにつけていた証明書が消去され
 デベロッパーに割り振られたAmazon発行証明書が付け直される
 (→個別対応で元の署名のままにすることもできるらしい)


アカウントを登録しよう

何はともあれアカウントを登録しないと始まりません.
まずはデベロッパー用アカウントを作成しましょう.
え?Amazon利用しているからアカウントあるよ?という方もおられるかと思いますが,
公式に
Amazon Mobile App Distribution Program でアプリを管理するにはAmazonアカウントが必要です。
プログラム用に(お好きなAmazonアカウントをお使い頂けますが、
個人でAmazonショッピングにご利用になっているアカウントとは別の)
新しいAmazonアカウントを作成されることをお勧めします。
と仰られています(→Amazon FAQs)ので,新しく作成していきます

■Amazonデベロッパーアカウントを作成する

まずはアプリ配信用ポータルにアクセスします.

上部のサインインまたは無料のアカウントを作成などと書いているリンクを踏みましょう.
上記のような画面が表示されたかと思います.
特に説明不要でしょう.メールアドレスを入力して初めて利用しますにチェックを入れ,サインイン.

名前とパスワードを入力する画面が出てきましたので,入力し次に進みます.

すると申請画面がでてきましたね.
名前とメールアドレスはすでに入力されているはずなので
国と電話番号,開発者名とその読み,住所を入力して保存します.
国は英語順になっているので日本(Japan)はジャマイカ(Jamaica)の次にあります.
電話番号は国別コード+81から書きましょう.

次に契約承認があります.
ずらっと英語が並んでいますが,日本語(Japanese)で日本語にすることができます.
参考訳とのことで契約自体は英語のものが正しいようです.
よければ承認して続行します.

続いて,税に関する情報を入力するステータスです.
有料アプリや有料追加コンテンツを販売する場合はここからいろいろと入力する必要がありますが,
そこはまた後日.
今回は入力しません.
もちろん,あとからこの設定を変更できますので
今回はアプリを収益化しない選択で進めます.
いいえにチェックを入れて続行

税に関するインタビューというステータスに来ましたが,
有料アプリを販売しない方針に(今は)していますので,
あとで確認するを選択できます.
この項目は有料アプリや有料追加コンテンツの販売には必須となります.
無料アプリだけの場合は不要です.

以上でアカウントが作成されました!やっほい!

■複数人で開発を行っていく場合

Amazonアプリストアでは複数人で開発を行う場合にアカウントを使いまわす必要がありません.
今作成したマスターアカウントに複数のアカウントを紐付けていくことができます.
そして,紐付けられたアカウントに役割を設定することができ,
紐付けたアカウントができることを制限することができます.
詳しくは解説しませんが,設定>ユーザー権限で設定ができます.

アプリをテストしよう

アカウントを登録するとダッシュボード画面が表示されました.
ここをブックマークしておきましょう.

アプリがAmazonアプリストアで公開されるための最低限のテストを行います.
WindowsストアアプリでいうところのWACK(Windows Application Certification Kit)のようなものです.
ここで問題があればまず確実に公開されないので,登録作業の前に行っておくことをオススメします
apkをアップロードすると数秒で自動でテストしてくれます.

上記のアプリ配信用ポータル
または開発者コンソールのアプリ&サービス>アプリのテスト・サービス画面を開きます.
テストを開始を選択します.
ドロイド氏のマークのある欄にapkをドラッグ&ドロップ,もしくはブラウズを押してapkを選択してください.
ドロイド氏が両手をあげました.かわいいですね.
自動で処理が進み,テストを実行してくれます.
処理が終わるとテスト結果を表示してくれます.
今回の場合は問題が見つかりませんでした.
問題が見つかる場合を見たことがないためなんとも言えません.
きっとどこどこがどうだからNGという詳細を表示してくれると思うのでそこを見直しましょう.
NG原因がアプリの根幹仕様ならば仕様の見直しもしくは諦めましょう.


アプリを登録しよう

ダッシュボード画面下部の新規アプリを追加
もしくはアプリ&サービスから新規アプリを追加を選択します

Android向けなのか,そうじゃないのか選択肢がでてくるので
Androidを選択しましょう.

ここからは我がアプリ,にこちゃんねるを元に解説していきます.
にこちゃんねるAmazonアプリストアはこちら
にこちゃんねるについて知っているとより分かりやすいかと思いますのでぜひ使ってみてくださいね.
お願いしましたよ.

新規アプリの申請画面が表示されました.
アプリタイトルとカテゴリーが必須入力項目となっています.
カテゴリーの選択肢はGoogle Playとは違うので必要に応じ選択し直してください.

アプリSKUはそのアプリでユニークな名前が必要です.
jp.mau.nico_channelのようなプロジェクトのパッケージ名で大丈夫でしょう.
空欄でも構いません.


情報入力画面

情報入力画面がでてきました.
一般情報は先ほど入力した内容が反映されているかと思います.
となりの配信地域・価格等から始めます.

■配信地域・価格等

アプリの配信地域を限定できます.
南極大陸までありますね…
Google Playとは選択項目が違います.
Amazonは南極大陸まで配達してくれるんでしょうか?
もちろんおま国がここで設定されるわけです.
問題なければすべての国と地域でいいでしょう.

アプリの料金を設定できます.
有料にする場合は税に関する情報を届け出る必要があります.
某国だけ無性に高い金額設定がここでされるわけです.
忌々しいですね.

ですが,標準価格と書かれていることにお気づきでしょうか.
Amazonが勝手に値引き販売することがあるらしいです.
なので,ここで設定した価格が保証されるわけではないようなのでご注意を.

アプリがすでにどこかで公開されているかどうかを選択します.
我がにこちゃんねるは2013年の11月に公開済みなので
最初の公開日は…を選択して日付を入力しました.

Amazonアプリストアでの公開予定日を設定できます.
入力しないと承認次第公開されます.
注記: 時刻の表示・入力は太平洋標準時刻です。
とあるので,ローカル時間で大丈夫でしょう.
個人開発者にはあまり関係のない話ですが,
企業でアプリを登録する際には重要ですね.

本日限定 無料アプリがどうとかありますが,
もともと無料ですし,チェックしててなんもないのでそのままにしておきます.
有料アプリが無料として紹介された場合は日に数万DLが見込めるとか…
すごいですね.
無料アプリには関係ありません.
そもそも1日に1アプリなので紹介されるのはきっと難しいところです.
有料アプリの場合は1日の売上とその分のユーザー枠が消えるわけですから熟考してください.
もちろんすさまじい広告効果にはなります.

■概要


アプリの説明を書くところです
デフォルトは英語になっており,翻訳を追加しなければ英語が表示されます.
英語は必須になっています.
英語項目に日本語を入力すると文字化けする恐れがあります.

簡潔な概要(Android端末向け)と概要(PC向け)は同時に表示されないので同じ内容で大丈夫でしょう.
簡潔な概要は1200文字(日本語では400文字)まで
概要は4000文字(日本語では1200文字)まで入力できます.

アプリの特徴は3~5点の箇条書きで簡潔に書いてくれとのこと.
勝手に・が文頭に補完されます.

文字列内に特殊なシンボルは使えないようで,Google Playのように★を使ってたら怒られました.

■画像&マルチメディア

前述した必要なもののアイコン群をここで使います.
小アイコン(114x114 PNG)と大アイコン(512x512 PNG),スクリーンショット(3~10枚)が必要です.
Kindle Fireを使ってみるとわかりますが,ホーム画面でのアイコンが大きいのです.
スクリーンショットはわざわざKindle Fireで撮る必要はないようです.
Amazonアプリストアは通常のAndroid端末もアクセスするので当然ですね.

動画はYoutubeなどのリンクではなく,実ファイルをアップロードします(5個まで).
フォーマットが決まっています.
MPEG-2,WMV,MOV,FLV,AVI,h.264
最小幅720px以上で4:3か16:9
1200kbps以上とのこと.

プロモーション用画像
個人で用意するのは大変ですが,推奨とのことです.
300x146まで圧縮される可能性があるので,それでも理解できるような画像にしてください.
価格やスクリーンショット,説明文等他で使うコンテンツはプロモーション用画像に含まないでください.
画像内にアプリ名は入れることを推奨されています.
テキストは端から50px離してください.
とのことです.

■コンテンツレーティング

ユーザー保護のためのなんちゃらですね.
アプリがどのような題材を扱うかを宣言します.

専ブラだとほぼすべて扱うんだよな…
というわけでにこちゃんねるの場合は全て弱~中を選択しました.
きっとこれで承認作業のハードルが上がるんじゃないかなぁと思います.


■バイナリファイル



最後です!

AmazonDRMを適用しますか?
難読化でもしてくれるのでしょうか,DRMというものはあまり好きではありませんが
このままはいにしておきましょう.

バイナリファイル
ここでAPKをアップロードします.
巨大なファイルの場合(APKが30MBを超える場合)はFTPを使ってくださいとのことです.
マニフェストファイルが解析され表示されますので,バージョンコード等あっているか確認して下さい.
APKに付与していた証明書は外され,Amazon独自のアカウントごとに与えられた証明書で署名されます.

注意してください
DRMも証明書もそうですが,テスト部隊などから
「評価したアプリとアップロードされたアプリとでバイナリ違うぞ(゚Д゚)ゴルァ!!」
などと言われる可能性がある場合,その部隊に通知しておきましょう.
Amazonアプリストアで配布する場合はバイナリの同一性が保持できません.

端末サポートは特に対応機種を絞らない限り全チェックでいいです.

言語サポートはAPKから抜けなかったのか…と思うのですが,
手動でチェックしましょう.

輸出コンプライアンスはGooglePlayでもありましたが,
暗号化アルゴリズムを用いてるかどうかの自己申告です.
暗号化を用いている場合,一部の国には輸出できないのです.

バイナリエイリアスは複数のバイナリを管理するために用いる文字列です.
バージョン名でいいと思います.

最後のテストインストラクションは今回にこちゃんねるでは用いていませんが,
ログインが必要なアプリなどでテスト用のアカウントを記入したりするところだと思います.


自アプリ(ここではにこちゃんねる)の下の現バージョンの後ろに(申請準備完了)とつきました.
画面最下部のアプリを申請を押してアプリを申請します!


これで終わりです.
申請したアプリが承認されるのを待ちましょう!
GoogleMapsの偽アプリが大量に流れている(KindleにはGoogleMaps公式アプリがない)のを見ると,承認作業はザルっぽく見えます.


承認結果について

にこちゃんねるの場合,Amazon側での承認作業は丸一日程度でした.
承認されてもリジェクトされてもメールが届きます.

なお,にこちゃんねるはどうやらKindle fireやKindle fire HDでの動作が微妙だそうで
おすすめコーナーで紹介するには修正が必要な模様.
承認はされたのでAmazonには上がっております.

まぁ確かにアレが動くとは元々おもってませんでしたが.
Kindle fire HDXでは確認していて動作したことに驚きましたよ.

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